2013年7月20日土曜日

ちょっとニューバージョン「HumanError」

知らない方はじっくり聴いて下さい。

原発を日本に持ち込んだ日本人CIAエージェント!


正力松太郎 (1885年4月11日 - 1969年10月9日)

コードネーム「PODAM」
読売新聞、日本テレビ、プロ野球・読売巨人軍の、コードネーム・スパイ組織暗号名は、「ポハイク POHIKE」 
ペンタゴンの資金提供で、日本テレビは創立される。
読売新聞と日本テレビはフル稼働で原子力のイメージアップに努め、CIAは原子力に対する日本の世論を転換させたのは正力の功績だと認めている。
日本の警察官僚、実業家、政治家。元読売新聞社社主。従二位勲一等。富山県高岡市名誉市民。京成電鉄OB。長期わたって、CIAエージェント。 正力松太郎や、読売ジャイアンツとの関係で、野球は警察利権。CIAの管轄下にある。

マ スコミ操作を通じアメリカが常に「善」であると日本の市民を洗脳し、アメリカを批判する言論をマスコミに「登場」させない。アメリカ映画、音楽を大量に流 し、アメリカが「すばらしい」国だと連日宣伝することが目的だとアメリカ国立公文書館 米国政府の心理戦争局の内部文書に書かれている。

2013年6月24日月曜日

人の手によって作られ、人の手により悪化していく福島の危機

日本のテレビやラジオでは報道されない現実です。
「星の金貨プロジェクト」というサイトからの引用です。
『ほんとうの「今」を知りたくて、アメリカCNN、NBC、ABC、CBS、英国BBC、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。』
ということで、海外から見た今の日本が分かる内容であります。


真実が隠され、事故収束・除染・廃炉作業は順調に進んでいると、多くの日本人が誤解している
福島の除染作業、専門的知識・技術を持つ企業に限って締め出されてしまった
日本政府は自らのプライドを守るかわりに、国民の命を危険にさらす途を選んだ

アート・ケラー / フェアウィンズ 6月13日

汚染05
ロサンゼルスの日本領事との対面の際、ワン氏が当惑したのと同様、エンゲルハート氏は彼が接触した日本政府の関係者の態度の変化に戸惑いました。
「私たちが初めて日本を訪れたとき、これらの関係者は非常に落胆した様子でした。ところが2度目の訪問の際には、彼らは明らかに高揚した様子だったのです。最初の落胆と次の高揚、この対照はあまりにも不自然でした。」

「最初の訪問の際、福島第一原発の3基の原子炉で発生したメルトダウンは、『国の恥』とも言うべき、日本そのものに対する打撃でした。ところが2度目の訪 問の際、実際には事故現場の深刻な状況が隠されるか報道されなかったというだけであったにもかかわらず、福島第一原発の状況は落ち着いているという誤った 認識が、日本全体に広がっていました。」

「恥ずべき状況、それこそは人間が何としても避けたい、あるいはできるだけ小さなものに見せたいと思うものです。」

「しかしこと福島第一原発の事故に関する限り、それこそは最も危険な考え方なのです。」

「福島第一原発の事故程のものになれば、その被害を最小限のものにするためには、考え得る限りあらゆる手段を検討しなければなりません。差し伸べられた援 助の手は、すべて受け入れるという態度が必要です。そうしなければ長期間の人間に対する悪影響を、最少のものに留めることは出来ないのです。」
エンゲルハート氏がこの点を特に強調しました。

ワン氏は福島第一原発の事故による汚染の広がりは、平均的な日本人が考えるよりずっと広い範囲に及んでいると考えています。

120122
「私が日本を訪問した際、一つ覚えのように繰り返し聞かされた言葉がありました。『これは日本の危機であり、日本人自身の手で解決されなければならないの だ。』というものです。しかし私が実際に見聞きした日本政府の対応は、本当の意味で事故を収束させる取り組みには程遠いものでした。」

「代わりに私が目撃したものは、政府関係者が傷ついた自らの立場を修復するための努力、そして現在の事態が如何に緊急性の高いものであるかという事に対する理解の欠如、それらが本当に必要な対策を実施する妨げになっているという事実だったのです。」

* *          * *          * *

4回の訪日のすべてにおいて、ワン氏とそのチームは、日本の民間企業や民間団体の人々から熱烈な歓迎を受けました。
ワン氏の会社の技術と機材を日本に輸入したいと申し出る日本企業が何社も現れ、彼はこれらの企業が日本政府の頑なな態度を改めさせることになるだろう事を疑いませんでした。

しかし福島第一原発の事故から2年が過ぎ、ワン氏のパワープラス社の機器はただの1台も導入されることは無く、同社が除染の契約を獲得できた場所は1か所もありませんでした。

しかしこの日本政府の冷たい反応は、ワン氏のパワープラス社に限ってのことでは無かったのです。

日本の企業も、アメリカの企業も、除染についての専門的技術・知識を提供できる企業に限って、何十という会社が福島の現場に入ることが出来ませんでした。

汚染06
しかし保健物理学者のウェイン・ショフィールド氏はこの結果について、さほど驚きはしませんでした。
ワン氏の会社を上回る規模を持ち、原子力事業や核実験の後始末について数多くの実績を持ち、ショフィールド氏が顧問を務める、アメリカを代表する会社が、 より大規模なデモンストレーションを行い、より多額の経費をかけたにもかかわらず、ほとんど結果らしいものを手に入れることが出来なかったからです。

ショフィールド氏によると、アメリカで除染や放射能測定に関わる企業が得た情報によれば、日本政府による他国では考えられないような。馬鹿げた理由による締め出しが、ほとんどすべての会社に対して行われたのです。

「日本とアメリカでは、土壌そのものが異なります。」
海外企業の専門知識を福島で活用しようとしないことについて、環境省福島除染推進チーム次長(経済産業事務官と併任)の西山英彦氏が語った理由もその一つです。」
「もし県内を多数の外国人が行き来するようになれば、福島の高齢のおじいちゃん、おばあちゃんが皆怯えてしまうでしょう。」

しかし日本国内の専門知識を有する企業も、海外企業と似たような成果しか得ることはできなかったのです。

では除染の契約はどこへ行ったのでしょうか?
契約したのは除染に関する専門知識を持たない代わり、政治的な力を持つ日本の大手建設会社でした。

大手建設会社による福島県内のずさんな除染作業にあきれ果て、福島県のリフォーム会社の社長である志賀正文氏がニューヨークタイムズの取材に対し、こう語りました。
「今、福島で起きていることこそがまさに、日本人にとって不名誉な出来事なのです。」

自然災害も、人間がおこす事故も、打ち寄せる波のように防ぎきることは不可能です。

いつの日か歴史が審判を下す日が来るでしょう。

NBC01
福島第一原発の事故は、単に災害として片づけられるものでは無かった。
恥ずべき日本の官僚主義によって、あってはならない対応が繰り返され、事態はさらに悪い方向へと進んで行った。

そして後手に回る対応が繰り返されて現場は機能せず、でたらめの放射線測定値が公表され、国内外の専門知識と専門技術を持つ企業が、除染や事故収束作業から締め出された。

「我々には、いかなる援助の手も必要ありません。」

日本政府はありもしない国のプライドを優先し、市民の命を危険にさらす道を選択したのです。

〈 完 〉

2013年6月21日金曜日

西へ!

福島第一原発事故から2年3ヶ月が経ちますが、今だ収束すら出来ない状態です。
東日本大震災があった事すら記憶からなくなっている人も多いでしょう。
あるタイミングでこのブログを読み、原発の恐ろしさを理解している人があの事故をどう感じてどう捉えていたのかがよく分かる内容だったので掲載させて頂きました。
 幼少の頃から母親に連れられて反原発運動に参加してこられた、いしだ壱成さんの2011年9月30日のブログからです。


とにかく遠くへ!とにかく西へ!

一号機水素爆発の最初の報道が出たときに、自分が誰それ構わず電話口で叫び続けていた事だった。

西へ!逃げられるなら西へ!

自分はともかく、現状が心配で電話のかかって来る人間には必死でそう言い聞かせた。

同じくらい『逃げろ』と言ってくれる人も多かった。

そ れまで、埼玉の山の中に根を張って暮らしていた友人は長野のどこかのパーキングエリアから電話をかけてきて僕にものすごい剣幕でまくし立てた。『一号機が 爆発してすぐに家族を全員ワゴン車に乗せて高速に飛び乗って逃げた、とりあえず西に、上関を目指していくけどその後は分からない、ラジも逃げられたら向こ うで!』と言って、ひたすら西へと走って行った。そんな家族が他にも数家族いた。勿論、海外へと旅だって行く人も居た。当然の選択だと思った。

僕は結局そうしなかった。そう出来る状況ならとっくに逃げていた。

ただ単に芝居の稽古中で、数週間後には本番があった。それだけだ。
逃げる逃げないで慌てたは慌てた。真剣にこれは国家非常事態かもしれないと何度も思った。

だけど、結局は逃げなかった。
そして、国家非常事態にはならなかった。

それにどう線量が多かろうが高かろうが、東京に居ようが内部被曝だけは徹底的に防ごうと思えばやれないこともない。少なくとも何もしないよりはましだ。

外に出るときはマスクと帽子をマストで着用。玄関ドアと窓にはガムテープなどで目張りをする。

帰宅後はまず玄関で衣服をすべて脱いでそれをゴミ袋へ入れてぎゅっと縛る。放射性廃棄物を扱う感覚で。

家の外に出せる状況なら洗濯をする時までベランダなり玄関外に出しておく。放射性廃棄物だから。とにかく家の中に放射能を持ち込まないというのが鉄則中の鉄則だった。洋服とはいえ外気に触れると被曝するから洗濯物はもちろん部屋干しで。

すぐにシャワーに直行して特に髪の毛を入念に洗う。シャンプーは使うが、コンディショナーは使わない。毛髪に放射能がくっつきやすくなる習性がコンディショナーにはあるという。シャワーを浴びるのは、放射能は水に弱いという習性があって簡単に洗い流せるからだ。

それで初めて帰宅完了ということになる。

そ れらをこなしてはじめて、ただいま!となる。そう考えると、面倒だった。本当に面倒くさかった。外出はよっぽどの事が無い限り絶対に控える。外出をする時 は被曝するものだと思って外に出る。なんて大袈裟なことを‥と一定の人からは思われていた様だけど、こればかりは人間同士のものの見方のことだ。当然認識 の違いは、ある。自分がそのとき当たり前だと思ったことを他人もそう思うとは限らない。

だけど僕は物事のリスクを多めに見積る方だ。
特に今回は原発事故についての対応や報道の様子が一定の期間おかしかったから尚更だった。

菅前総理も先日の会見で仰っていた様だが、首都圏も全員避難だと僕も当然のように思っていた。フランス政府は速刻日本に居たフランス人全員をエールフランス航空機のチャーター便を出してまで一旦自国に避難させている。当然だ。

ひとまず300kmより外へ、そこで様子をみる。
もし、プルサーマルをやっている三号機に何かあった場合は800kmと自分のなかで設定した。
事故当時は報道されなかったが、その三号機も現在メルトダウンしている。
ともかくあの地震活動が収まりきらないうちはどうしようもなかった。
西へ、と逃げていく人びとには言い続けた。

首都脱出。

何万もの人びとが避難する様を思い浮かべた。あり得なかった。

まさかそんなことを考えなければならなくなったとは。本当に言葉が出なかった。これからのこと、これから起きてしまうであろうこと、起こってしまったことを考えると、本当に言葉が見つからない。それ程に大きな事。

無論、皆さまもご周知の通りだ。

もし謝って済むものなら、いくらでも土下座したいと思った。文章に書いてしまうと妙だけど、以前から原発というものを認識していて、反対していた立場の人間だったら、きっと嫌でも心からそう感じると思う。

だけど、起こってしまったことを悔み嘆いていても何も始まらないし、何も進まない。たとえば芝居や音楽を生業とさせて頂いていたからといって、一人の一般市民だ。

前向きに言うなら、ポジティブに、クールに考え、的確に、狡猾に、合理的に放射能と向き合い共生していく時代になった。

時々信じられなくなるけど、そうなってしまった。ともかく先の事を考えなければならない。次の世代のことを考えなければ。

その次の次の世代のことまで。僕たちがしっかりと自分たちの脳みそで考えよう。

今回の原発事故の被害を一番くらってしまうのは、僕らの子どもの世代と、そのまた子どもの世代だろう。

何が起こるか、ここには書かない。悲しすぎるから。

今の僕らに必要なのは、きちんと適切にびびることと、陽気に心身ともに元気で居ることだ。

お子さんがいるお父さんお母さんは尚更に。

元気、元の気、人間本来の気で居ること。笑顔は放射能を蹴散らすともいう。

ジレンマがともなう作業だけど、やってみる価値は充分すぎるほどにある。
収束の成り行きによっては七世代ほども続いて行く汚染だ。

僕らの世代が出来ること、次世代に残せることをやっていく。自分たちで。

放射能と共生する時代。

今、生き残った人々が手を取りあって乗り越えていくべき課題は途方に暮れるほど存在する。これからもどんどん増えてくるだろう。

自分が好きな言葉で『足は大地に、胸には愛を』というのがある。

もうこうなると何がどうしてとか理屈では無く、そう感じた。自分の出来ることを、一緒にシェア出来る人たち同士がどんどんつながりあって、各自の得意分野を活かせるポジションでやっていくし、実際どんどんそうなっている。

恐ろしいほどのスピードで、あれから時間は進んでいる。もう半年という時が流れた。

そして同じくあれから何も進んでいないのは、東京電力福島第一原子力発電所の事故処理だと思う。

被災地よりも遠い街は元に戻りつつあると感じる。
戻りつつあるどころか、むしろすっかり無かったことになっている感すらある。

勿論、敏感な人は敏感だ。
そんな心強い人々は今や日本にたくさん居る。

だけど、先日名古屋に暮らす友人は、原発事故はとっくのとうに収束したものだと思っていた。
しかも真剣に。一応自分の知りうる限りでだが、そうでもない現状を伝えると一瞬きょとんと目を丸くして、直後に誰かに電話をかけて『危ないから!』と諭していた。
近しい人が関東あるいは東北に居たのだろうか。
びっくりする気持ちも分からないでもない。でも、本当のことだ。

なぜか無関心な人が多い。単純に興味がないか、あきらめているか、葛藤しているか、知らないかだけだと思うけど不思議なことだとも思う。だから改めて思いかえしたい。忘れてしまってはいけない。あのときに感じた『あの感じ』を。

原発事故については一体何から書いて良いのかわからない程の有様だと思う。
少なくとも『今』の時点で、人類史始まって以来最悪の原発事故だとはっきりと言える。
被害の大きさもすでにスリーマイル島やチェルノブイリの比では無いということと認識している。

事故のリアルな状況が今いちハッキリ見えてこない。放射能汚染についてはあまりに放射性物質が拡散し過ぎた為、測定や除染の具体的なことも国ぐるみとしてはどうやら機能していない様子だ。

汚染されてしまったそれぞれの地域では、その地域ぐるみのこととして放射能測定や除染などの活動を自主的にはじめた街や自治体もだいぶ増えて来て、非常に心強く感じる。

そして肝心の東京電力福島第一原発の現場の正確な状況はどうか。
個人的にはもしかしたら東京電力も手を出せない状況になっていると思っているがどうだろうか。
そうなってないことを切に祈っているが、もしかしたら技術的な、もっというと人類の持てる叡智の更に限界を超えた部分に直面しているのではないか。

炉心溶融、もう皆さんも見たり聞いたことがある筈の文字だと思う。

英 語でいうとメルトダウン。どういうことかというと、水が目一杯に張ってあるべきの原子炉のなかが空焚き状態になって、本来は冷やし続けなければいけない燃 料棒という核燃料がぎっしり詰まった大きな棒が熱されて内部の燃料ごと溶ける。溶けて燃えながらぼとりと鋼鉄のいわば水槽の底に落ちる。既にこの時点で想 定し得る被害は、もうヒロシマやナガサキの比ではない。

とにかく絶対に原発ではあってはいけないことだ。スリーマイル島やチェルノブイリでもこれが起こって大事故になった。原発事故の最終形、メルトダウン。

それだけでも充分にまずいのに、それだけでは止まらずに今度は溶けた燃料が先の水槽、分厚い鋼鉄で出来た原子炉格納容器という大きな釜をその内部からズブズブと溶かし始めたという。

ハワイのキラウェア火山をどろどろと流れる溶岩流を想像した。
あの、大地を溶かして流れる溶岩流。その溶岩が核だったら。
まったく新しいタイプの原発事故、そして桁外れの放射性物質の拡散。

あまりにも日々の状況が変動し続けるし、新しいニュースもどんどん入って来るので正確な日付けは覚えていないが、ふと目にした記事で燃えた核燃料が格納容器を貫通した。とあった。
そうなると『メルトスルー』という呼び方になるという。

正直僕自身、今回の原発事故でこのコトバを始めて知った。
この事態に遭遇すること自体が人類史上初、なのだそうだ。

想定していなかったのか、とかそんな議論は今はあまり意味が無いから起こったことだけで今の状況を読んで行く。

メルトスルーが起こった。ということは鋼鉄の釜が破られた。

勿 論設計上では原発はメルトダウンしてもいい様には作られていないので当然その鋼鉄製の原子炉の釜の下の階にあたる天井の材質自体は、普通のものだという。 多少は厚いのだろうが、釜に比べたら当然はるかに薄いし材質も脆い。そもそも核燃料が落ちてくるなんて設計上であり得ないから。

そこへ、核燃料がぼとりと落ちた。

こんなことがあっていいのか。

あるニュースでは格納容器の下に数センチほどの穴が空いている、と言っていた。

だが現場は人が近づけないほど高濃度の放射能汚染と未だ鎮まない地震活動の最前線にあって、強い余震が何度も何度もやってくる。特にこの頃は福島沖や浜通りの地震が異様なほどに活発だ。

その度に作業もストップする。そんな中で原発なんていうとてつもない大きさの精密機械の復旧作業をするのは極めて困難だろう。しかも常に水素爆発や大量被曝の危険と隣合わせだから尚更だ。

そして、とうとうメルトスルーした燃料が手の打ち様もなく原子炉建屋の地下を突き破って大地にめり込みはじめたという。

今のところ、このことについての最新のニュースは『格納容器から溶け落ちた燃料の一部が地中に埋まっていってそのままどこへ行ったか分からなくなった』とあった。しかも、その溶けた燃料には猛毒のプルトニウムも含まれるという。

そしてそのもう一段階先の状態のことを『メルトアウト』というらしい。
そんな言葉まであったのか。プルトニウムを含んだ核燃料が地中にめり込んでいく。
地層深くまでめり込んでいって、いずれは地下を流れる水脈や更に深くマグマの層まで到達する。
この状態をメルトアウトという。想定の域を完全に脱した。
こうなるともうどうやってそれを止めるのか、さっぱり想像がつかない。

専門家の方々は『一刻も早く、地下ダムと汚染水をくい止める遮水壁を!』と声高に叫んでいる。

一方で、その現場にはすでに人が近づけなくなっているとも聞いた。
毎時1万マイクロシーベルトという近づけば即死に至る線量が計測される箇所が一号機と二号機のそばで何箇所も発見されているという。これでは進むものも進まない。どうにかならないものか。

大 気中に巻き上げられた天文学的な量の放射能が、太平洋をはるかに越えてアメリカから地球の反対側の中国にまで達する。あるいはめり込んだ核燃料が、どんど ん地中深くまで燃え盛りながらくい込んで行って、とどまるところを知らずに地球の反対側まで到達する。70年代かその頃にそうなる事を畏れて『チャイナシ ンドローム』とそういう言葉が作られた。その言葉自体もともとはアメリカンジョークだったらしいが、そういう名前の映画も製作されたほどで、僕は小学生の ころにおそるおそる観た。おそろしい映画だった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/

チャイナ・シンドローム_(映画)

現在、福島第一原発にはフランスのアレバ社をはじめ海外の多くの原発関連企業が放射能除去装置などの機材を数多く提供していて、漏れ続けている汚染水の浄化や除染をしているという。

原子炉については冷温停止を視野に入れてどうこうというニュースを見かけるが、冷温停止はあくまで普通の状態で運転されて来た原発に対して行われるものであって、事故を起こした原子炉に対して使う技術ではないと、京大助教授の小出裕章さんは唱えている。

僕 も勿論そう思う。同じクルマのエンジントラブルでも、それまで普通に道路を走って来たクルマのエンジンを治すのと、事故って車体がぐちゃぐちゃになったク ルマのエンジンを治すのとではワケが違う。しかも日本の場合、修理をするのは四台同時にだ。スリーマイルやチェルノブイリのときにはそれぞれ一台づつだっ た。

一見すすんでいるように思えるが、実際は徹底的に進んでいない。

チェルノブイリは事故後、約二週間で事故そのものは収束した。
むろんいまだにベラルーシなど当時の風下にあった地域での被害は出続けているが、それは収束した事故現場近くでその後から今まで起こっている被害の話だ。

東京電力福島第一原発は事故から約半年が経っているが収束はしていない。
そして年間被曝量をこえた為に、相次いでベテラン作業員がリタイアするという過酷な現場環境下。

実際の作業は果たしてどうなのか。

進 んでいると信じたいが、例えば『今日も作業は順調で、汚染水約何トンの浄化を完了しました。細かい詳細は下の図をご覧下さい。明日からは残り何トン浄化率 アップ目標に臨んで行く様で、政府及び東京電力によると、一号機から三号機、の各炉心内の燃料棒の溶融については概ね止まったとのこと。四号機についても 本日をもって安定的に収束したことをここに報告します。細かい残りの作業行程の効率を上げつつ、事態を一刻も速く収束させる。次の工程状況は速報が入り次 第~』みたいなニュースが全く無いところを見ると、冗談抜きにそんなニュースはないのだろう。

繰り返してしまうけど、今一番嫌なのはその地中にのめり込んでいる漏れた核燃料が、そのまま地面深くまで大地を溶かしながらズブズブと落ちていって、地下水脈に到達してしまうこと。

聞 いた話で恐縮だが、地震大国で火山活動の多い日本の地下水脈はとても不思議な作りをしていて、列島のあちこちの地下で水脈がつながっているという。一旦核 燃料が福島第一近辺の地下水脈に到達したとすると、なぜか日本中のまったく関係のない筈の地域、例えば四国や九州や本州西側や北海道の地下水まで汚染が拡 がってしまう、という事が起こり得るようだ。日本中の湧水がランダムに高濃度汚染される。

このあり得ない状態が、今現在進行形。
このことをまずもう一度、改めてお知らせしたい。
不安を煽っているつもりは、まったく無い。

普通に考えれば、メルトダウンを起こしただけで世界中にあるどこの原発だろうが大騒動だ。

もしこの震災がなかったと仮定すればだが、日本のどこかの原発の使用済み核燃料プールの水が少し漏れただけでも新聞が大騒ぎするニュースになる。

だけど、現状は皆様ご周知の通りだ。
ほとんど忘れかけられている。

だけど、原発事故はそんなに甘くないしこれからが本番だと思う。
だからどうか放射能というものを甘くみないでほしい。将来の為に。

福島第一原発は廃炉に入れる準備が整うまで最低あと7、8年から20年。

日本全国の原発が仮に今日即時廃炉決定になったとしても、それぞれちゃんと止まってくれるには10年近くはかかるだろうし、廃炉にしてからも当面は手間暇かけて何年も面倒を見ないといけない。作るのはとても簡単かもしれないが、後始末が無茶苦茶に大変だ。

何より日本は核のゴミ捨て場である六ヶ所村を持っているから、10年20年どころか最低でも300年から400年は安全に放射性廃棄物を汚染の問題を管理しないといけない。

もっとだという声もある。何万年だ。二万年から四万年だとも。

それは今回の原発事故や震災を差っ引いて考えても、マストな事例としてこの日本に存在していた。

そして放射能拡散でいえば、もうそれこそ惑星的に見てとんでもないことになっている。

このままおびただしい量の放射能を海や大地や空に撒き散らしながら暴走するパワープラントと化してしまうのではないかと考えるだけで身の毛もよだつ思いがする。

事故当初と何ら状況は変わっておらず、むしろひどくなっていてもおかしくないとも考えている。

そんな人間がここにいることをいま一度、どうか認識していただきたいと思う。

ここまで被害が大きくなるともう日本全体の話になってくる。
検討あるいは実施されている汚染された瓦礫や汚泥の全国への拡散や食品での拡散の事までも考えると、もう全国レベルの話だ。

北海道だから、とか九州だから、関西だから、という話ではなくなってしまう。
このことも早いうちに考えないといけない。市民が声を上げていくしかない。

原子力施設が多い日本では、ただでさえ線量も高かった地域もあったし、それぞれの地域でずっと前から被害も数多く報告されて来た。そして日本という国はもともと地震が多くて、原発を建設するには何をどう考えても向いていない。

そこに未曾有の原発事故が起きた。

そして何が起きても、起こったことには対処するしかない。

色んな垣根を超えて、自分たち自身でも手分けをして身を守らないといけない。
待っていないで自分たちからどんどん動かなければと思う。
相手が放射能となるとまったくもって面倒な話だけど、それが現実に起こっているならば出来る限りの防御はしたい。

そうなると、心配するべきはまず内部被曝ということになる。
気にかけて放射能を身体に出来るだけ取り込まない方法をとる。
妊婦さんや女性、そして子供たちは出来れば自然食を心がけてほしい。
オーガニックフードとかマクロビオティックとか自然食と言われているものだ。

基本的に玄米食になるが、たまたまだけど自分が子供の頃に家がそうだった。

家 で食べる米が玄米ですごく嫌だった。だけど、玄米は放射能に強い身体を作る。味噌汁も効果が高いという。いやいや食べていたが、きっと皆さんのお子さんた ちは僕よりは遥かに聞き分けが良いと信じつつ、楽しくみんなで知恵を出しあって、この先の厳しい時代を少しでも皆様のご家族が心身ともに健やかにがんばっ て頂けたらと心から願っている。

(後日注:本来玄米には放射能への耐性が強くなる身体を作る成分が含まれているけど、表皮に放射能が溜ま るという厄介な特性をもっている為、今回のケースでは今後の米の汚染状況や産地、生産時期を各々確かめて頂いた上で、場合によっては精米して白米にするこ とを奨励します)

日本は地域によってセシウムなどで水道水も汚染されているから生水を沸騰させない方がいい、という場合もある。放射能が まじった水を火にかけて沸騰させると面倒な事に放射能が増殖する。そういう習性もあって調理法も変わってくると思うから、とてもややこしいけどその辺のこ ともみんなで手をとりあって情報交換していきたい。皆様のお住まいの地域の身近なところにもそんなサークルが出来ていったらどんどんと話が速くなる。

もちろん、すでに敏感になっている方々も多数いらっしゃる。
本当に有り難い限りだ。

もう一つ、先にも挙げたが僕が震災以降に一番びっくりしたのは世の中の人々の関心度というか危機感の無さだった。

例えば東京の渋谷区でわりと線量の高い日に誰もマスクをしていない。
交差点を行き交う人々のほぼ全員が、していない。
世田谷区の景色のいい公園、笑顔を浮かべて午後の散歩をする妊婦さん。
放射性物質の飛来がひどい北風の日に。
とくに放射能が溜まりやすい砂場で遊ぶ子供たち。談笑する親たち。
ブラックレイン。黒い雨ともいうけど、放射能が混じった雨がしとしとと降る文京区の小さな神社、気持ちがいいのか境内をびしょ濡れになって走りまわる子供たち。
放射能を本気でこわがるなら、一番してはいけないことだ。
胸が張り裂けそうになる。それだけでやるせなくなる。
叫びたくなる。原発さえなければと。

一体どうすればいいのか。そればかりを自問自答する日々だ。

さて、まだ書きたいことの千のうち二か三くらいだが地震も多いなか、皆様のこれからものご無事を心よりお祈りすると共にこれくらいにしようと思う。

ブ ログに書ききれないこと、汚染に関連して起こっている細かなこと、数字的なことや技術的や事例的なこと、その時代での生き方の提案や身近で出来る放射能対 策などについてはまとめて今、自分の著書を書いているので、出版社が決まり、出版され次第そちらを参照いただければ有り難いと思う。

まずは自分が出来ることを考え、感じ、共感していただける方々と一緒に、絶対にあきらめずに一日一日を大事に生きて、戦っていこうと思う。一人の人間として。

ありがとう。いつも本当にありがとう。

もっともっと、どんどんつながってシェアしていきたい。

みんなのアクションはもう小さくなんか無い。みんなの声はもう小さくはない。
一人の声は集まれば、大合唱になる。でっかいでっかいみんなの想いを唄った一つの歌声。
それはどんなに壮大なメロディーを奏でるのだろう。

いま、この時代だからみんなが心から唄うこの歌を、またほかの方々に届けていきたいと心の底から思います。

そして最後に、線量の高い地域に住んでいるお子さんがいる方々で、出来る方々はどうか今からでもそうでない地域に移住か疎開を。

ご家族との意見の食い違い等、いろいろな葛藤があることと思います。でもお子さんの為を想い、ご自身で考え、そう感じたならどうか勇気ある行動をお願いします。愛を込めて。


NO NUKES ONE LOVE 2011.9.30


壱成

2013年6月3日月曜日

Vol.3準備中

setaroVol.3に向けて取材をしております。
その一つにRock band "Frying Dutchman"のVoice "Lee Tabasco"氏に
インタビューを録らせて頂きました。
ご存知の方も多いと思いますが、ご存知でない方はまずは曲を聴いてからインタビューを読んで頂きたいと思います。
2012.9/19にニューアルバムを出したばかりでこれもかなりいい感じです!
human ERRORで存在を知り感動した方は是非このアルバムを聞いて下さい。
ブックラフィルミシュミシュ。

2012年7月17日火曜日

Setaro mag 配布場所

配布場所のインフォメーションです。
もしこの場所に無い場合は
setaromag@yahoo.co.jp
まで御連絡下さい。
宜しくお願い致します。


スワーム
沖縄県宜野湾市大謝名2-5-23
098-963-5510


tattoo world
沖縄県那覇市牧志2-16-16
101World
吉野
098-863-2249

広島平和記念資料館
広島市中区中島町1-2
082-241-4004

有限会社 セルロイド
広島県県福山市東川口町2丁目1-20
084-957-0251

シバヘアー
広島市福山市三次町南1-6-29
080-5237-8765

BLOCK BASTA
岡山市北区表町2-6-45栄町パーキングビル1F
086-234-8901

Ku Ambiance
 岡山市北区奥田西町8-1
086-223-0280

MARKER STUDIO
岡山市北区奉還町3丁目16-23
086-250-6579

石川県白山市幸明町241 6
HWZnBRoss
0762-20-7310

HOOD
長野県佐久市野沢262-1
080-5108-9438

WREATHS SURF

INSTANT
浦安市北栄1-15-5レクス浦安駅前㌱3F
047-381-0968

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横浜市西区北幸2-14-1-IF
045-321-0733

ウィー ノッド
東京都渋谷区恵比寿西1-13-7 恵比寿西第5ビル 202
03-5458-6232

D N C
世田谷区大原2-1-14 ヘンミ 第2ビル301

ZAP SURF SHOP WARE HOUSE
東京都世田谷区北沢4-32-23 1F
03-6804-9311

COCONUTSDISK 代々木店
東京都渋谷区代々木1丁目36−6
 03-3320-0885

COCONUTSDISK 池袋
東京都豊島区 西池袋三丁目 22-7
 03-3985-0463

COCONUTSDISK 江古田店
東京都練馬区豊玉上1丁目9−10
 03-3948-2388

JAZZY SPORT MUSIC SHOP
東京都目黒区五本木3-17-7
03-6452-3916

enjoy house
東京都渋谷区恵比寿西2-9-9
代官山テクノビル2F
03-5489-1591

WOMB
東京都渋谷区円山町2-16
03-5459-0039

club cactus
東京都港区南青山1-15-18 リーラ乃木坂B1F
03-3408-9577

うさぎおうどん
渋谷区神宮前2−23−4

Ucsess the lounge
渋谷区神宮前4−32−13 5F
03ー6807ー1588

Mizuma Art Gallery - ICHIGAYA TAMACHI
東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F
03-3268-2500

STYRUS
渋谷区富ヶ谷2-43-11-1F
03-5452-1974

BAMBOO SHOOT
目黒区上目黒1-5-10-107
03-5720-0051

PHORGUN
渋谷区渋谷3-29-70
03-3462-8229

タワーレコードタワーブックス
渋谷区神南1-22-14
03-3496-3167

Shorty Love
東京都世田谷区北沢2-7-2 中瀬ビル4-D

青山クラブ蜂
渋谷区渋谷4-5-9
03-5766-4887

Look gallery
東京都中野区新井1-34-20
03-6662-5518

Scene
茨城県つくば市花室940-6
029-869-8810

福島市
CUTS(床屋)×

笑夢currydiningbar
福島県福島市大町2-35-2F
024-522-1841

CLUBNEO
〒960-8035
福島県福島市本町5-1 BF1
024-522-3125
FAX
024-522-3125

ROOTS(バー)×

大衆 御氣楽料理店
福島県福島市置賜町4-28
024-528-1115

Kamishibai美容室
福島県福島市陣場町8-7
024-524-2527

炎の屋台 燃士(ねんじ)
福島市置賜町30番1
〓要確認
※注二個あり
080-3607-2224
090-1937-1023

ライオン 来音
福島市置賜町8-1 2F
024-522-7695
FAX
024-522-7695

COMODOCANTINA
福島県福島市置賜町7-6
アルプスビル2F
024-524-1134

POSSIBILITY
福島県福島市陣場町9-1
024-534-3236

.O.L. Recording
〓不明
※メールリンク先のみ
chambalaya2006@yahoo.co.jp

FULLSPEC.
〒963-8004
福島県 郡山市中町10-7
1F
024-935-0911

ガーデン
住所
福島県郡山市駅前2丁目1-4-1F
024-934-7021

GARO
福島県郡山市駅前1丁目16-7-4F
024-935-3773

タワーレコード郡山店
〒963-8002
福島県郡山市駅前1-16-7
ATi郡山 6F
024-921-5701

2012年3月23日金曜日

フクシマのうそ

皆様お元気でお過ごしでしょうか?
ドイツZDFテレビによる福島原発のドキュメンタリー映像が製作され
武田邦彦さんのブログにアップされています。
犯罪意識と裏工作・・・首相、電力から番号制にする』
 を読んでから映像を見てみて下さい。
フクシマのうそ
ガラッ!?といろいろ変われば人間らしい世界があるように私は思います。
が人間だからこそいろいろあるのかもしれません。